こんにちは!
5月も最終日で、明日から6月ですね。
沖縄はもう梅雨入りしているみたいですが、大阪もそろそろ梅雨に入っていくようです。
梅雨時期は平均湿度が約80%になります。
湿度が高いと快適さが下がったりしますが、アルコールインクアートを描くのにも影響がでてきます。
湿度とアルコールインクアートの関係性
アルコールインクアートはアルコールとインクを混ぜて、ドライヤーの風で乾かしながら描くアートです。
アルコールが乾く(揮発する)スピードがゆっくりであればあるほどインクだまりや滲みがでたりします。
アルコールインクアートで使用されるアルコールは、濃度が90%以上の無水エタノールやIPAです。
濃度が高いのには理由があり、アルコールインクと濃度の高いアルコールを合わせることでインクが分解されて描きやすい状態になるからです。
滲みが起きるだけではなく、湿度が高いところに長期間アートを置いていると褪色する原因となります。
ファイリングするなどして、きちんと保存することをお勧めします。
湿度が高いと滲むのはなぜ?
エタノールは水と混ざる性質なので湿度が高いとエタノール上に水が含まれて揮発する時間はゆっくりになります。
それが滲みがでやすくなる原因の1つです。
他にも、用紙と湿度の相性もあります。
アルコルインクアートで使用する用紙はほとんどが耐水の合成用紙です。
耐水用紙はその名の通り水に強く、しみ込みにくい構造になっています。
普通の紙と違い、表面に空気中の水分が留まるのでアルコールに水分が混じってしまうという原因もあります。
また、あくまで”耐水“なので、用紙の素材によっては用紙の中に水分が含まれて滲みが起こることもあります。
対処法は?
除湿を行う
かなりシンプルですが効果はあります。
※アルコールインクアートはアルコールを使用するため、描く際は換気が必要です。
エアコンを入れていても窓は開ける必要があります。
用紙に工夫する
描く前に用紙の表面に付着している水分をアルコールでふき取ると、少し描きやすくなります。
用紙によっては余分な加工も取れるので、描き心地が変わるものもあります。
ほこりも除去できるので湿度が高くない時期でもおすすめです。
描きやすいデザインにする
湿度が高い時は滲みを活かした大理石、ニュアンス系などのデザインを描くのもお勧めです。
最後に
デザインにあわせた材料や道具だけではなく、四季折々に合わせたアートを楽しめるのって良いですよね。
これからも季節はアジサイやクレマチス、バラを描く人も増えてきそうなので、それを見るのも楽しみです♪
その為にもアルコールインクアートの基本や材料の性質なども知っておくことは大切だと思っています。
用紙についても素材によって特徴があるのですが、かなりマニアックになってくるので(笑)
こちらは今後立ち上げる協会のレッスンにて資料等を準備中です。
あと、湿度が高い時はほこりが舞いにくいので、レジン加工するのにおすすめですよ♪
最後までご覧いただきありがとうございました(^-^)