アルコールインクアート作品にはかかせないアートパネル。
原画をパネルに貼り付けたあとは【レジン&側面塗装】で作品の質が上がります。
側面塗装に使えるアイテムは沢山ありますが、今回は私がよく使用している3種類(ホワイト、ゴールド、ウォールナット)の紹介と加工の流れについてまとめました。
どの商品もコスパと使い勝手がとても良いです。
※スプレーのり使用方法や注意点(ポイント)についてはこちらでまとめています。
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アートパネル側面塗装の方法
塗装前の注意点
アートパネルの種類によりますが、木製パネルだと多少のざらつきやササクレが見られます。
目で見てもあまりわからない程度ですが、指で触るとその感覚がわかりやすいので、側面全体をいろんな方向から撫でてみてください。
塗装をする際にざらつきがあると、塗装材がムラになってしまう可能性があります。
まずはヤスリ(耐水ぺーパー)で表面を整えます。
ざらつきやササクレ度合いにもよりますが、使用する紙ヤスリ(耐水ペーパー)は目が荒過ぎない物を使用します。
ざらつきを少し整えるくらいであれば、400番くらいを使用するだけで良いと思います。
(ざらつきやササクレが多い場合は180などの荒めの後に400あたりを使用すると綺麗になります。)
紙ヤスリ(耐水ペーパー)は数字が低いほど粗目になります。
ホームセンターやネットで購入可能です。
私はネットでいろんなロットが入ったものを購入しています。
(180~3000までのセット)
紙ヤスリ(耐水ペーパー)のやり方
アートパネルの側面を撫でたときに、引っ掛かりが少ない方向を見つけます。
その方向に向かって一方方向にヤスリをかけていきます。
反対方面にしてしまうと、木が逆立ってしまうのでご注意ください。
やすりがけした後は水で洗い流すなどをして、木のカスをしっかり落としてよく乾かしてください。
やすりがけは洗面室やお風呂場などの水場で行うと、木くずをすぐ流せるのでおすすめです。
パネル側面塗装材
下準備が整ったところで、アートパネルの側面塗装を行います。
こちらが塗装前のアートパネルです。(ヤスリがけ済)
写真のパネルは円形の物です。
そのままでも明るい木の雰囲気があるので素敵ですね。
ナチュラルな淡い作品だとあえてこのままでも可愛いです。
ゴールド塗料
こちらの主な成分はニトロセルロースや合成樹脂です。
ニトロエルロースは安全性が高く、水に強い成分です。
簡単には取れない性質なので、パネル塗装に使用してもキレイが長く保たれます。
1度塗り
明るいゴールドです。
艶っぽくて華やかな色なので、キレイ系やゴージャスな作品にマッチします。
1度塗りだと木材がうっすら見える仕上がりになります。
あまり気にならない程度で、人工的すぎず綺麗です。
2度塗り
2度塗りを行うと下地の木材感はほぼ無なくなります。
1度塗よりもゴージャス感が増します。
少し分厚さがでるので、丸みをおびて愛らしさも加わる印象があります。
側面に存在感やアクセントを出したい場合は2度塗りがおすすめです。
しっかりゴールドでインパクトを出したい場合はさらに塗り重ねるのも良いです。
ゴールド塗料の注意点
こちらの塗料はかなりにおいがきついです。
ツンとしたシンナーに近い匂いなので、塗装使用されるときはマスク着用や外での作業をおすすめします。
また、注意書きにも記載されていますが、塗る時は薄く塗るようにしてください。
厚塗りするとムラになりやすいです。
ホワイト塗料
こちらは主な成分が合成樹脂です。
先ほどのゴールド塗料はアクリル系の合成樹脂でしたが、こちらはフッ素も配合されています。
塗料に含まれるフッ素は耐熱や耐候性があります。(普通の合成樹脂よりも高機能です)
さらに紫外線防止剤や防カビ、サビ止め効果もあります。
紫外線劣化は何よりも注意が必要なので嬉しいですね。
今回はアートパネルの紹介ですが、防カビや防サビ効果があるのでコースターの側面塗装にもおすすめです。
(こちらの塗料は、ホワイト以外にも多色あります)
1度塗り
かなりしっかりとした発色のホワイトなので、ほとんど元の木材は見えません。
ホワイト塗装剤の注意点
こちらの塗装剤は嬉しい成分が沢山入っていて発色も綺麗なのですが、デメリットもあります。
しっかりと塗装されるので一部剥がれると目立ちます。
私はパネルの側面塗装後にも紙ヤスリをかけるのですが、その際に一部剥がれたことがあります。
部分的な補修が少し難しいのでご注意ください。
ウォールナット塗料
こちらはコスパ最高です。
ダイソーで購入できる100円均一商品です。
主な成分は合成樹脂と水なので、さらっとして塗りやすいです。
匂いはほぼありません。
1度塗り
一般的なウォールナットカラーです。
こちらでも十分綺麗です。
2度塗り
2度塗りすると、焦がしたキャラメルのような色になります。
(画像は光具合で薄く見えますが、実際はもう少し濃いです)
時間を置けば置くほど深みも出てくるので木製パネルの良さを引き出す塗料です。
これが100円均一って素晴らしいです。
ウォールナット塗料の注意点
こちらは素晴らしいコスパと色(個人的意見)なのですが、水溶性のニスです。
室内に静かに飾るアート作品に使用するのであれば問題ないのですが、コースターなどの日常的に使用する作品に使用するにはちょっと頼りないかなという印象です。
(私の主観です)
その場合はこちらの製品を使用した後に、さらにコーティングを行うことをおすすめします。
(作品を長く楽しんでいただける仕上がりになります)
※塗った瞬間は紫っぽくなりますが、乾くといい感じの茶色になるのでご安心ください。
↑塗ってすぐの乾いてない時の色です。
まとめ
今回ご紹介した塗料の価格は約500円前後(ウォールナットは100円均一※ダイソー)でホームセンターなどで気軽に購入できる商品ばかりです。
作品の特徴ごと側面にも違いを出すと、オリジナル感が出るので皆様もぜひお気に入りの塗料を見つけてみてください。
なによりも作品への愛着がどんどん増していきます(しらんがな)
他にもご紹介したい塗料があるので、それはまた後日まとめます!
最後までご覧いただきありがとうございました(*^-^*)
作品が完成したらおしゃれにお部屋に飾ってみる♪
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